『火垂るの墓』

スタジオジブリ
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🎦今日の「愛の抜けた映画ブログ」鑑賞録は、1988年に公開された長編アニメーション映画『蛍の墓』の当時の劇場鑑賞による回顧、その後のTV放映やレンタル視聴からの感想、考察などを投稿しています。

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【もののけ姫:どんな作品?】

  • アニメ作品タイトル名:『火垂るの墓』(ほたるのはか)
  • 作品公開年:1988年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画。
  • 作品監督など:高畑勲監督の長編アニメーション映画第6作です。
  • 作品原作について:雑誌『オール讀物』に連載していた野坂昭如さんの同名小説(『火垂るの墓』)が原作。
  • キャッチコピー:公開当時のキャッチコピーは、「4歳と14歳で、生きようと思った」、「忘れものを、届けにきました」
  • 同時上映:『となりのトトロ』と同時上映されました。

作品内容:野坂昭如さんの同名小説、慟哭の原作を、戦争の残酷さを目から背けないために戦争を見つめた傑作アニメ作品。

【火垂るの墓・あらすじ】

終戦直後の阪急電車の駅構内。14歳の少年・清太は今にも息絶えようとしていました。清太が息を引き取り、駅員が彼が持っていたドロップ缶を外へ放り投げた時、その中から小さな骨が出てきました。 それは清太の妹・節子の遺骨です。蛍の群れが清太を包み込み、清太の魂が走馬灯のように過去を振り返っていくのです…。

「昭和20年9月21日、僕は死んだ…」 清太の霊が自分自身に語りかけるように語りはじめます。 昭和20年。海軍大尉の父は戦争へ行き、清太は心臓病を患う母と、4歳の妹・節子とともに暮らしています。家族は父のおかげで裕福な生活を送っていましたが…。

【火垂るの墓・登場人物、キャスト】

※公開当時、清太の声を担当した辰巳努さんは16歳1カ月、節子の声を担当した白石綾乃さんは5歳11カ月で、共に作品舞台と同じ関西の出身です。清太、節子の母の声を担当した志乃原良子も大阪出身で、他にも、同じ関西が舞台である高畑勲の作品『じゃりン子チエ』に出演経験のある関西出身の俳優が多数出演していて、プロのアニメ声優はほとんど起用されていません。

清太: 辰巳努

本作の主人公です。14歳(旧制中学3年)。通っていた神戸市立中(旧制)は空襲で全焼したことが清太により言及。家も焼け出され、母も亡くなり、幼い妹・節子と共に西宮の親戚の家にいきます。叔母とも折り合いが悪くなって、幼い妹節子と共にその家をでます…。

節子:白石綾乃

本作のヒロイン。4歳。清太の妹。母の言葉や着物のことを覚えている。清太から母が亡くなったことは聞かされず、病院に入院していると誤魔化されていたが、中盤で、実は叔母から母が既に亡くなったことを聞き、知っていたのです。栄養失調から次第に衰弱していきます…。

清太・節子の母:志乃原良子

兄妹の母親。心臓を悪くしているが、気立てのよい、上品な女性。2人より先に防空壕に行こうとしていた際に空襲に被災、全身に大火傷を負い重体となります。包帯も取れない状態で、清太が着く前に昏睡状態に陥り、そのまま亡くなってしまいます。

清太は節子に真実を話すことができず、「西宮の回生病院に入院している」ことにしている。なおアニメ映画では、清太は母の遺骨を納めた箱を叔母の家についた直後に庭に隠しています。

清太・節子の父

兄妹の父親で海軍大尉。戦争に出征しているため、劇中では写真と回想シーンでのみ登場します。清太は、節子が生まれる前に観艦式を見たことがあると語った際に、父が巡洋艦「摩耶」に乗っていたこと、観艦式が「連合艦隊勢揃い」であったことを話しています。清太が手紙を出しても連絡が着かなくなっていたが、戦争終了後、父の乗った連合艦隊は全滅していたことが判明する。

親戚の叔母さん:山口朱美

西宮在住の叔母。清太と節子を一時的に引き取る。当初はうまくいっていたが、次第にいさかいが絶えなくなってしまいます。清太と節子を預かることは清太の言及によると約束になっていたようであり、叔母の言動から母も叔母の家に疎開する予定でした。勝手に出て行ったのは清太達で叔母は直接的に追い出すような言動はしていませんが、引き止めもしていません。

空襲警報が鳴るたび不安になって池のほとりの横穴に逃げ込む二人に対して「そんなに命惜しいねんやったら、横穴で住んどったらええのに」と何の気なしにあたっています。

叔母さんの娘

女学生三つ編みの清楚な風貌の少女。節子に下駄をプレゼントする。母が自分達の食器にだけ雑炊をまともに盛ったのに対し、清太と節子に雑炊の汁のようなものしか与えなかった際は、バツの悪そうな素振りを見せています。

叔母宅の下宿人

学生。眼鏡をかけた、真面目そうな青年。叔母に愛想を尽かされ庭で煮炊きする清太と節子を見て、気の毒がる素振りをするが、下宿人という立場からか積極的な擁護まではしませんでした。

警察官

清太が畑泥棒に気づかれ暴行を受けた後に突き出された交番の警官。物分かりは良いようで、傷だらけになるまで暴力を振るった農家をたしなめる。

『火垂るの墓』公式予告編

Crunchyroll Store Australia

★『火垂るの墓』・otacyanのメローな感想・考察など

1988年(昭和63年)の本作初公開時が『となりのトトロ』と二本立てで上映されていたので当時、鑑賞された方はトトロを見た後に本作火垂るの墓をみてわかりやすい表現をするなら、ショックを受けた方がほとんどではなかったでしょうか?

私も当時その観客の中の一人です。楽しいトトロを見た後に『火垂るの墓』を見て、衝撃を受ける、涙が止まらない、茫然自失で席から立ち上がれない観客が続出したと言われています。そのため、「上映の順番を逆にしてくれればよかったのに」という声も少なくありませんでした。「トトロ」単独では上映はできない業界事情であったでしょうが、もう少しやりようがあるはずと…。

当時、私は『となりのトトロ』を観て、本作を観たのですが、自分の父の幼かったころがだぶって見えました。父は昭和8年生まれでもの心ついた時に、両親を亡くし、太平洋戦争の最中、食べたくても食べれない時があって、よそ様の畑の中に入り込み食べれるものを盗んだことも、しょっちゅうあったと・・・話してくれたことがありました。学生時代、父と一緒に現場仕事で父を手伝っているときのことでした。自分の昔話を一つ一つ話してくれたのです。

上の学校にも行きたかったなあ~。もっと勉強したかったなあ~。学校の先生になりたかったなあ~。わたしは学生時代にはアニメ、漫画にも没頭する時が多かったのですが、父は何故か一言も触れませんでした。

その父は77歳で他界しましたが、口癖のように言っていた言葉があります。

『まず、食わんとな!ほかのことはあとからついてくると(^^)』『夢をかなえてやりたいと思うのが親たい!』と。

本作の主人公、清太を観ると、父のことが思い出されてしかたがないのです。

本作はこの上なく哀しい悲劇の物語です。人の一生には、ときとして時代という縁にふれて生き抜くことのつらさ厳しさを味わう時があります。私はこの『火垂るの墓』は限りないやるせなさ、どうしようもないせつなさを表現描写した類を見ない記憶に残るアニメ作品の一つだと思います。

お勧め度👍👍👍👍👉

個人的な主観ですが、お勧め度は作品の面白さ、仕上がり度、充実度などを

👍1個2点✖5個で満点ですよ~

👉は1点


本作『もののけ姫』は動画配信サービスでの取り扱いがありません。


配信サイト Netflix 見放題

【火垂るの墓・制作スタッフ】

  • 製作:佐藤亮一
  • 企画:佐藤俊一
  • 原作:野坂昭如 新潮文庫版
  • 音楽:間宮芳生
  • キャラクターデザイン・作画監督:近藤喜文
  • レイアウトチェック:百瀬義行
  • 作画監督補:百瀬義行、保田夏代
  • 原画:石井邦幸、羽根章悦、森友典子、大谷敦子、河内日出夫、奥山玲子、山内昇寿郎、高野登、木上益治、高坂希太郎、岡田敏靖、桜井美知代、酒井明雄、石黒育、小川博司、賀川愛、梅津泰臣、庵野秀明、才田俊次、大関紀子
  • 動画チェック:尾沢直志、矢吹英子
  • 動画協力:動画工房、オープロダクション、ドラゴンプロダクション、グループライナス、スタジオぽっけ、スタジオジャム
  • 美術監督:山本二三
  • 美術助手:久村佳津
  • 背景:小関睦夫、平田秀一、菱山徹、樋口法子、田村盛揮、金箱良成、中座洋次、橋爪ふきこ、須藤栄子、平川栄治、伊奈淳子
  • 特殊効果:谷藤薫児
  • 色彩設計:保田道世
  • 仕上検査:小川典子、柏倉由里子
  • 仕上協力:スタジオキリー、スタジオディーン、龍プロダクション、IMスタジオ、トレーススタジオM、ボビー企画、スタジオ古留美、スタジオOZ、スタジオ九魔、童夢舎スタジオシャフト、スタジオエンジェル、スタジオトムキャット、セルアーツスタジオ
  • 撮影監督:小山信夫
  • 撮影:ラッキーモア岡崎英夫、小沢次雄、影山篤志、伊藤真司、谷口直之、阿部雅司、大地丙太郎
  • 音響制作:オーディオ・プランニング・ユー
  • 音響監督:浦上靖夫
  • 整音:大城久典
  • 音響効果制作:E&Mプランニングセンター
  • 音響効果:大平紀義
  • 音響効果助手:伊藤道広
  • 録音スタジオ:A.P.Uスタジオ
  • CD制作:徳間ジャパン
  • タイトル:高具秀雄、田上淑子
  • 編集:瀬山武司
  • 編集助手:足立浩
  • 演出助手:須藤典彦
  • 制作担当:上田真一郎
  • 制作デスク:押切直之
  • 制作進行:田中千義、神村篤、志茂文彦、森田吾朗、西桐共昭
  • キャッチコピー:糸井重里
  • 技術協力:城西デュプロ(村尾守)、スタック(斉藤芳郎、道家正則)
  • 協力:博報堂、アニメージュ編集部
  • 「火乗るの墓」共同製作委員会 :八木研次郎、荒井忠彦、新田敞、初見國興、佐々木憲二、柴田静也、村瀬拓男
  • 現像:東京現像所
  • DOLBY STEREO技術協力:極東コンチネンタル株式会社 森幹生
  • 制作:スタジオジブリ
  • プロデューサー:鈴木敏夫
  • エグゼクティブプロデューサー:佐藤隆信、原徹
  • 脚本・監督:高畑勲
  • 配給:東宝
  • 公開:1988年4月16日
  • 上映時間:88分
  • 興行収入:11.7億円
  • 配給収入:5億9000万円

【火垂るの墓・賞歴について】

  • 日本カトリック映画大賞
  • ブルーリボン特別賞
  • 文化庁優秀映画
  • 国際児童青少年映画センター賞
  • シカゴ国際児童映画祭・最優秀アニメーション映画賞を受賞。同映画祭の子供の権利部門第1位に選出。
  • 第1回モスクワ児童青少年国際映画祭・グランプリを受賞。
  • 英「Time Out」誌とクエンティン・タランティーノが選ぶ第二次世界大戦映画ベスト50の第10位獲得。
  • ハリウッド・リポーター選出の大人向けアニメ映画のベスト10において7位。

Home Sweet Home – Grave of the Fireflies

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