🎦今日の「愛の抜けた映画ブログ」の映画録は、1976年に公開されたイギリス・アメリカのホラーサスペンス映画『オーメン』の当時の劇場鑑賞、TV放映やレンタル視聴および配信先動画視聴からの感想・考察などを投稿しています。
懐かし度 🎦🎦🎦🎦
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【オーメン:どんな作品?】
『オーメン』(The Omen)は、1976年に製作されたイギリス・アメリカ合衆国のホラーサスペンス映画作品です。6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る物語。音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスが第49回アカデミー作曲賞を受賞しました。題名の“omen”は一般的な英語で前兆を意味しています。
『オーメン2/ダミアン』(1978年)、『オーメン/最後の闘争』(1981年)、『オーメン4』(1991年)とシリーズ化され、1976年版をリメイクした同名映画『オーメン』(2006年)も製作された。2016年にはテレビシリーズ化もされている(Damien)。
【オーメン:悪魔の誕生】
6月6日午前6時、アメリカ人外交官であるロバート・ソーンはローマの産院にて、死産した我が子の代わりに、同時刻に誕生した孤児である男子を妻のキャサリンにも秘密で養子として引き取り、ダミアンと名付けます。
ほどなくして駐英大使に任命され、その後も公私共に順風満帆な生活を送るロバート・ソーン。
しかし、ダミアンの5歳の誕生日に、乳母が「あなたのためよ」と叫んで首つり自殺をする。ロバートは大使館で記者が群がる中、フォトグラファーのジェニングスとぶつかり、カメラを壊してしまう。弁償を申し出るが、ジェニングスは「いいえ、貸しにしておきます」と断る。さらに大使館にローマからやって来たブレナン神父が「奴はあなたの全てを奪う」と意味深な助言を放ち、「ご子息の出産に立ち会った。あれの母親を見た」と告げる。息子を入れ替えた事に対する脅迫だと感じたロバートは神父を追い返す。その後、死んだ乳母の代わりに斡旋所から派遣されたと自称する新しい乳母がやって来る。乳母はダミアンに「そなたを守りに来た」と微笑むのです…。これから何が始まるのか、誰も知るものはいない…。
【オーメン:主なキャスト】
- ロバート・ソーン:グレゴリー・ペック
- ダミアン・ソーン: ハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンス
- キャサリン・ソーン:リー・レミック
- ジェニングス:デビッド・ワーナー
- ベイロック夫人:ビリー・ホワイトロー
- ブーゲンハーゲン:レオ・マッカーン
- ブレナン神父:パトリック・トラウトン
- スピレット神父:マーティン・ベンソン
- ベッカー医師:アンソニー・ニコルズ
The Omen Collection: The Omen (1976) – Official Trailer
★『オーメン』・otacyanのメローな感想・考察など
あの『エクソシスト』と比べて恐怖の質がまたひとあじ違います。
本作はジャンル的は広義の意味ではホラー系の映画作品ですが、サスペンスホラー作品と言えます。
まず、一言。本作以降、シリーズ化(リメイク版含む)すべて視聴しましたが、シリーズ原点である、1976年『オーメン』が私は一番怖いです。恐怖のシークエンスより心理的恐怖を追及したサスペンスの要素がかなり高いと思います。映像で叫んでしまいそうになる場面はありませんが、思わず固唾を呑むシーンが良く出てきます。しかしどこか何度か観てると味わい深く感じる作品でもあります。
衝撃的なシーンは二度あるが、それよりも脚本と演出、特に構図の巧みさだと感じますが、その演出の巧みさによってジワジワとやって来るサスペンスが作る正統的な怖さの描写です。単純にホラーサスペンス要素を差し引てもかなり高い描写の巧みは、同年代の映画作品の比べても決して見劣りしないと思います。
単なる驚かせて怖がらせる子供騙しなどありません。聖書の黙示録からオカルトな文言や解釈が何度も飛び交うが、キリスト教の世界で育ってなくともキリスト教の知識が無くても、日本人でも理解できるしっかりとした怖い作りになっています。作中のミセス・ベイロック(ビリー・ホライトロー)は、まじ怖い!
そしてカメラマンが、ガラスで首が切断されるシーンは凄くてあっけにとられる!
さすが名作中の名作だと思う。本当に怖い。怖さの質が違うのです。ダミアンをめぐる人間関係に関する描写も、誰がダミアンのしもべでそうでないのか疑いたくなります。人を疑いたくなるということほどこれほど怖いものはないと思う。叫ばなくても、身の毛がよだつとはまさしく本作のことだと思う。
そして、初老のころのグレゴリー・ペックが、駐英大使としての身の引きしまる演技を見せています。彼の演技がただのホラー作品でないことを訴えているようなものです。そしてその彼がダミアンの正体を知り、良心の呵責に悩まされるようになります。彼の常識人、正直な人、高潔な紳士そのもののイメージの男が息子を亡き者にしようとします。この落差がより恐怖を倍増させています。
音楽もまたこれぞ真の髄まで響くような音楽です。フレーズ的には印象にのこるフレーズというよりも、怖さを徐々に盛り上げて行く見事な音楽演出にジェリー・ゴールドスミスがアカデミー作曲賞を受賞したのもうなづけるというものです。
そして、ダミアンが振返り不敵な笑みを浮かべるあのラストシーン。これは映画史上に残る名シーンです。
本作はエクソシストと並ぶ、オカルト映画の永遠の原点だと私は思います。
お勧め度👍👍👍👍👍
お勧め度は作品の面白さ、仕上がり度、充実度などを👍1個2点✖5個で満点ですよ~
👉1個は1点ね
個人的な主観ですけどご参考までに
★『オーメン』(1976年、イギリス・アメリカ、110分、字幕)
配信サイト 
★J・COM STREAM レンタル
★Rakuten TV レンタル
★TELASA レンタル
★配信状況など変更になることがあります。詳細は配信サイトにてご確認ください。
【オーメン:製作スタッフ】
- 監督:リチャード・ドナー
- 製作:ハーヴェイ・バーンハード
- 脚本:デヴィッド・セルツァー
- 製作総指揮:メイス・ニューフェルド
- 撮影:ギルバート・テイラー
- 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
▲Theme from The Omen (Original)
SillyPom
- 編集:スチュアート・ベアード
- 特殊視覚効果:ジョン・リチャードソン
- 配給:20世紀フォックス
- 公開:イギリス 1976年6月25日、日本 1976年10月16日
- 上映時間:111分
- 製作国:イギリス 、アメリカ合衆国
- 言語: 英語
- 製作費: $2,800,000
- 興行収入: アメリカ合衆国 $60,922,980①
- 配給収入: 日本 12億円②
①(“The Omen (1976)” (英語). Box Office Mojo. より。)
②(『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、342)




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